みなさんこんにちは。ちょめぱぱです。
みなさんはアウトプットは得意ですか？
私はインプットはあまり苦にならないのですが、アウトプットはどうも苦手意識がありました。
資格勉強でいうと、いつも参考書を一通り読み終えてから問題集に取り掛かるようなやり方を
やってきました。
今回ご紹介する本は勉強界隈で話題になり、今でも人気のあるベストセラー本になります。発行部数でいうと５５万部を超えた時期もあったようです。私も少し前から名前は知っていたのですがなかなか読む機会がありませんでした（ただ買ってなかっただけです）
そしてようやく重い腰をあげ読んだのがこれから紹介する樺沢紫苑（かばさわ しおん）さんの
【学びを結果に変える アウトプット大全】です。
樺沢さんは作家でもあると同時に精神科のお医者さんです。
１９６５年、札幌生まれ。
１９９１年、札幌医科大学医学部卒
２００４年からシカゴのイリノイ大学に３年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。
「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、累計４０万人以上に
精神医学や心理学、脳科学の知識・情報を分かりやすく伝える、日本一アウトプットする精神科医として活動されています。
す、すごい・・・。
経歴や肩書きからしてアウトプットを学ぶ上で信頼に足る人物だということが分かりますね。
今回はそんな樺沢さんが書き上げたアウトプット大全を読んで、特に私が印象に残ったところや
実践しようと思ったことを紹介したいと思います。この記事を読めば今まで自分のアウトプット法が正しかったのかどうか、または自分の知らないアウトプット法を知ることができるでしょう。
知らないことは今知ればいい。今からでも遅くありません。一緒に新しい事を学びましょう。
ここはあなたの自習室です。
１．２週間に３回使った情報は記憶定着しやすい
人間の脳は【重要な情報】を記憶し、そうでない情報は忘れるようになっているみたいです。
ただし、脳にとって重要な情報だと判断させるためにはどうすれば良いのか、それは２週間に３回記憶させたい情報を使うということです。使うということはアウトプットするということ。
高い頻度で話したり書いたりすることによって、脳はそれが重要なことだと判断し、忘れないよう記憶に定着させようとするとのこと。
今まで私はそういったことは全く意識してきませんでした。参考書にしても一通り読み終えるまでは前のページに戻ったりすることはありませんでした。確かに、参考書を読み終えていざ問題集を解こうと思っても最初にインプットしたはずの内容の問題が出されても、その頃には忘れていて解けなかったことが多かったように思えます。
早くインプットを終えたいという気持ちも分かりますが、たった一度のインプットで情報を記憶することは人間にとって簡単なことではありません。情報を繰り返し使用し、覚えたい情報を脳に記憶させるようにしましょう。
２．黄金比は３：７
こちらはインプットとアウトプットの黄金比率になります。
インプットが３。アウトプットが７。これが理想の比率だそうです。どうですかみなさん？
これまでの私の日頃の勉強時間の配分でいうと、インプットが５～６。アウトプットは４～５だったように思えます。樺沢さんの仰るインプット３、アウトプット７とはほぼ真逆の傾向だったということになります。
ただ、これは私だけでなくて、大学を対象にした調査や樺沢さん主催のセミナーに参加した方に
実施した調査結果からも似たような結果がみられたそうです。大抵の方がインプットに時間を多く割いていたようですね。
勉強しているはずなのに思うような結果が出ないのは、インプットとアウトプットの比率が間違っている可能性があります。こういった悩みをお持ちの方は上記の黄金比率を意識して勉強してみると良いかもしれません。
３．笑う
みなさんアウトプットと聞くと何をイメージしますか？
アウトプットというのは何も勉強で問題集を解くことだけではありません。
・・・というのを私もこの本で学びました（笑）
樺沢さんは感情を積極的にアウトプットすることのメリットについても紹介されています。
その中でも特に笑うことは、最強の脳トレでありストレス発散法でもあるそうです。本書では笑うことで８つの効果があると書かれていますが、この記事ではその中から３つご紹介します。
１．ストレスが緩和する
先ほども言ったように、笑顔になることはストレス発散にとても有効だということです。
そして、笑顔になるとその効果はすぐに表れるようです。時間にしてなんと１０秒。
簡単なことですが私も大人になるにつれて随分笑うことが少なくなったように感じます。
うちの子供を見ていて尚更思います（毎日よくもまあ笑うなぁ）これを知ってから少し私も意識
するようになりました。車の運転中に少し口角をあげるよう意識したりと。
２．記憶力が向上する
なんと笑顔になることで記憶力が向上するという信じられない効果もあるようです。
本書では笑顔によるコルチゾール抑制作用によって海馬のニューロン損失が減少し、記憶力が向上すると書かれています。また、笑うことで脳波のアルファ波が増え、リラックスした状態になり、集中力・記憶力が高まるとのこと。
※海馬・・・脳の一部で記憶をつかさどる部分
※ニューロン・・・脳や神経系にある神経細胞のこと。情報を伝達する役割を担う
３．長生きする
満面の笑顔の人は、そうでない人より７歳長生きするそうです。
私の夢の一つ、それは不老長寿です（いきなりのカミングアウトで申し訳ありません）
いつまでも子供のような夢を持っている私でも、いつかは人生の終わりがやってくることくらい
知っていますし、覚悟しています。それでも１年でも長く生きたいというのが正直なところ。
笑顔になるだけで長生きできるんですから、みなさんも一緒に笑って過ごしましょう。
４．教える
本書では８０個ものアウトプット法を紹介しています。
中でも、最も自己成長につながるアウトプット法は教えることだと樺沢さんは仰っています。
興味深い事例が書かれていました。ある大学の研究で、あるものを暗記してもらう実験を行ったそうです。２つのグループに分かれ、それぞれテスト前にこう言ったそうです。
【グループ１】・・・「暗記をしたあとにテストをします」
【グループ２】・・・「暗記をしたあとに他の人に教えてもらいます」
結局は暗記の後に教えることはさせなかったそうですが、暗記後にテストを行った結果
グループ２の得点の方が高かったそうです。おもしろいですね。人は他人に教える前提で勉強すると記憶力がアップするようです。確かに自分だけならまだしも、人に教えるとなったら中途半端な知識じゃいけないとプレッシャーが掛かりますからね。なるほどだと納得させられました。
５．運動する
ズバリ、運動すると頭が良くなるみたいです。運動と聞くと急に体が重くなる方もいるかもしれませんね。しかし、特別きつい運動を毎日行う必要はありません。ここでいう運動というのは
１回１時間程度の有酸素運動を週２回以上行う
というものです。簡単じゃありませんか？
人間の脳では毎日、新しい神経細胞がつくられ続けていて、有酸素運動をすることでそれが促進
され、記憶力が良くなり、頭が良くなるとのこと。１時間せずとも、わずか２０分の運動でも
ドーパミンが分泌されるため、集中力・記憶力・学習機能・モチベーションのアップが認められているそうです。私も散歩が好きで、時には家族と、時には一人でも散歩をすることがあります。
確かに散歩から帰ると、頭の中がすっきりしている感覚はよくあります。きっとぼーっと散歩している時に頭の中のごちゃごちゃが整理されているんでしょうね。
５．まとめ
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介したアウトプット法は本書の内容のごく一部ではありますが、これらを意識して実践するだけでも十分効果が期待できると思います。そして、もし今回の記事で本書に興味を持っていただけた方は、ぜひ実際に手に取って読まれてみてください。
また、本書の著者である樺沢さんはアウトプットだけでなく、インプットに特化した専門書も書かれています。こちらも次回ご紹介しますね。
今回の記事でみなさんが正しいアウトプット法を身につけ、素晴らしい結果に結びつけることを
願います。それではこのへんで失礼します。またお会いしましょう。
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